バスキュールサイト
Enter
企画意図
ここ数年、Webクリエイティブをとりまく環境は急変し、その可能性がどんどん広がっていることを実感しています。今回の自社サイトリニューアルでは、Web クリエイティブのポテンシャルの大きさを体現するサイトをつくることが我々の使命と考え、従来のWebの常識を無視した、見る人に「こういうものもありなんだ」と感じてもらえるサイトをつくることを目標としました。
あわせて、Webサイトの作品規模が停滞している現状を刺激するために、チームだからこそ辿りつけるものを提示することも大切だと考えました。


作品のアピールポイント
日本のウェブ制作の現場においてはナビゲーションシステムにクリエイティブを注ぎ込む風潮が続いていることから、私たちは、まず「ナビゲーションそのものを排除する」ところから創作をスタートしました。結果、サイトを訪れてくれた人すべてがバスキュールスピリッツを感じてもらえるように、という願いも含めて、すべてのコンテンツを大きな一枚絵の中にまとめることにしました(現時点でちょうど縦10000pxになっています)。

通常のWeb制作では(特にFlashサイトでは)、スクロールを発生させないようにするのが暗黙の了解となっていますが、本サイトでは、あえて、スクロールホイールを使ってもらう構造にし、むしろ、その「スクロールする行為」自体に喜びを感じてもらえるサイトをデザインしようと考えました。

特徴的なイラストを画面全体に流れるように配置することで視覚を刺激し、スクロールに応じてコンテンツが次々にアクティブになる演出で触覚を、ピクセルごとにサウンドを調整することで聴覚を刺激することを試みています。

補足ですが、アクセシビリティ面のケアとして、FlashはXHTMLからコンテンツ情報を取得しており、同じソースでHTMLページとして表示することも可能になっています。


具体的なページまたはコンテンツ
HOTNEWS
会社のニュースやサイトの更新情報などは、オフィスのエントランスにある黒板に実際に手書きし、それをライブ中継して見せています。もちろん該当部分はクリック可能。過去のニュースも、アーカイブ映像として見ることができます。
またここには、Flash8の特性を利用した動体検知機能も盛り込みました。映像内で動く物体(人物)を認識し、それにランダムでキャプションをつけていきます。

Our Portfolio
ポートフォリオでは、サイトの画面キャプチャーの静止画ではなく、ダイジェストムービーを見せています。バスキュール担当案件では、公開期間が短いキャンペーンサイトやインタラクションが特徴的なサイトが多いため、この方法を選択しました。

FAQ
FAQ自体がひとつのインタラクティブなエンタテインメントとなることを狙いました。看板の人間が質問を投げかけ、それに対して動く橋の上の人物が近づきながら回答する、という動きをつけています。看板のイラスト、橋の上の人物を是非クリックしてみてください。ハートの動きにも気をつかいました。

Map
「Route Movie/愛宕であいまショー」というコンテンツを設けました。バスキュールのスタッフが駅まで出迎える、という設定のもと、オフィスの最寄3駅からの道案内をムービーで行ないました。手作りですがエンターテイメント的要素も盛り込んでいます。


これらすべてのコンテンツは、魔法の壺から湧き上がったファンタジーである、という設定です。サイトのエンディングにふさわしいインタラクションを壺のなかに込めました。


審査の対象範囲
このページ上の全コンテンツ。

再生環境
要 Flash Player 8

作品URL
http://www.bascule.co.jp/