本プロジェクトは、当初、文部科学省の広範な活動内容を分かりやすく紹介する、広報活動としてのミッションから始まりました。
しかし、日本の教育活動を統括する機関が、未来を担う子ども達に向けて作る以上、自身の広報活動に留まらず、科学技術に対する興味を喚起する、普遍的なメッセージを発する必要があるのではないか。
そういった問題意識から、まずミッションを深化させる作業を行いました。 各紹介分野について調べたり、専門家に話を伺ったりするにつれ、一つの考えが生まれました。 深海、南極、宇宙という、未知なる世界、極限の地点へ敢えて立ち向かおうとする人間の情熱。 それこそが「学び」に向かう姿勢そのものなのではないか。 そういった想いを「ワンダー」という言葉に込め、全体を包むテーマとしました。 |
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当初は、「深海ワンダー」だけの単一コンテンツを作るだけの予定でした。しかし、公開後、テレビや新聞、Yahoo!ニュースなどの大きなメディアで取り上げられ、予想以上の反響を得ることができ、「南極ワンダー」「宇宙ワンダー」と続けてワンダーシリーズを公開していくことになりました。 最終的に「キッズワンダープロジェクト」としてまとめられたこれら3つのコンテンツは、Webコンテンツでありながら時を経ても劣化に耐えうる、文部科学省のプロパティとして価値のあるモノになっているのではないかと考えています。 |
文科省の関係機関、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の研究領域の一部である深海をフィーチャー。 未来の潜水艦ジュールと共に、深海生物の探検に出発する。様々な生物をカメラに納めていき、海の最深部では、オリジナル深海生物を描いてみる。 |
文科省の関係機関、国立極地研究所の研究領域である南極をフィーチャー。 未知の大陸・南極をテーマに、パートナーのペンギン型ロボットと南極大陸を大冒険。 南極観測隊の活動を疑似体験できる。 |
文科省の関係機関、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の研究開発領域である宇宙ロケットをフィーチャー。 人工衛星AIのサテラと共に、100日間のロケット打ち上げミッションが始まる。ロケットを衛星軌道に載せるための基礎知識を学習。 |